男性に人気の資格は何でしょうか。
ランキングを見てみましょう。
ランキングの上位は行政書士、ファイナンシャルプランナー、宅建主任者、社労士資格、簿記だそうです。
これらの資格は男性特有のものではありません。
また、高収入が約束されているわけでもありません。
それなのにランキングで人気があるのはなぜでしょうか。
インターネットで資格を検索して見ると、副収入が得られる資格、男性社員がほしい資格、彼に持っていてほしい資格など、よくわからないくくりで資格が比較されています。
本来であれば、資格の前提として仕事の内容があります。
その仕事をするために必要な資格があるのです。
資格の有無によって給料に差が出る場合もあります。
資格がなければ対応してはいけない案件もあるのです。
わかりやすいのは看護師でしょう。
何年病院で勤務していたとしても、看護師の資格がなければ注射1本打つことはできません。
仕事内容が制限されるのです。
インターネットでは資格取得のための通信教育がたくさん行われています。
通信教育業者が資格ランキングを仕掛けているのかもしれません。
男女参画社会となり、男性だけの資格、女性だけの資格は存在しません。
それをわざわざランキングで分ける必要があるのでしょうか。
資格を持っていても就職できるとは限りません。
また、給料は就職先によって大きく変わります。
これらの現実を知らずに、資格ばかりを見ていてはしっかりした仕事人にはなれません。